オリジナル化粧箱入り
「㊈ 久野九平治本店」シリーズは、ワインで言う「村=ヴィラージュ」ごとの日本酒。こちらは、兵庫県黒田庄エリアの中の「福地」地区の山田錦100%で造られる1本。テロワールとヴィンテージを表現するため自社で所有し自社栽培で育てた同一収穫年の米を使用しています。
ー テロワール ー
福地地区は加古川の左岸に位置し、東にある山地が崩壊し堆積・形成された土地。粘土質の地質が特徴で、東側に山があり、西は開けているため夜も温かい気候となります。
栄養を蓄えやすいテロワールのため、生み出される日本酒は、柔らかさやふくよかさが特徴。また、田高に比べ日照量が少なく、高温と水の影響を大きく受けるため、ヴィンテージごとの表情に違いが出やすい土地になっています。
ブルゴーニュで例えるなら、ふくよかで緻密なバランスを備える「シャサーニュ・モンラッシェ」。メロンや白桃の香りに、スモーキーなミネラル感やクリーム、マッシュルームのニュアンスが重なる、華やかでふくよかな香り。口に含むとフレッシュかつ柔らかい酸味が口中を支配し、溶け込んだアルコール感と米の旨みのコンビネーションが麗かな印象を与えます。余韻には滑らかなテクスチャーと共にフルーツの風味を感じる、緻密で味わい深い1本です。
― 2019年のドラマ ―
長い梅雨と9月、10月の台風後に気温が下がらなかった事が最大のポイントです。本来気温が下がる時期に下がらないと、お米は硬くなります。硬くなると味わいはスレンダーで、シャープな味わいになります。それは凝縮とは異なる、輪郭が細い印象となります。
しかし、そこは山田錦です。最初は線が細い印象ですが、時間の経過と共に味わいが右肩上がりになり、数回の越年までコンディションは、良き状態を楽しんで頂けます。現段階ではピークに達する前の軽やかさを感じていただけると思います。
そして時間軸と共に山田錦の色はクリスタルから黄色に移行して行きます。(雄町は緑)カラーから連想される様に最初は、ライチの香、その後熟したマンゴーのそれを放ちます。弊社のテーマの「熟した果実」を時間軸と共に具現してくれます。
ー エグゼクティブ・アドバイザー 近藤佑哉氏によるテイスティングコメント ー
かすかな黄緑のトーンが印象的な輝きのあるシルバー。グラスに鼻を近づけるとクリーミーかつ華やかな香りがフレッシュなメロンや白桃の香りを包み込むように感じられます。空気に触れるとスモーキーなミネラルやクリームに加え、マッシュルームの香りがより立ち上がりふくよかな印象。
口に含むとフレッシュかつ柔らかい酸味が口中を支配し、溶け込んだアルコールの風味と米の旨みのコンビネーションが麗かな印象を与えます。余韻には滑らかなテクスチャーと共にフルーツの風味を感じ、より深い味わいを緻密に表現しています。
ー マリアージュ ー
空気に触れるとスモーキーなミネラルやクリーム、マッシュルームの香りがより立ち上がり、ふくよかな印象のため、キッシュやシーフードグラタンなどのクリーム系のお料理やキノコ料理、白カビチーズとのマリアージュがおすすめ。また、ワイングラス、特にブルゴーニュグラスでお召し上がりいただくのがおすすめです。
オリジナル化粧箱入り
ご希望の場合はオリジナルの手提げ袋を同封致します。
2019年兵庫県黒田庄町福地産 山田錦使用 750ml
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