久野九平治本店 黒田庄町福地 2020 – LA CAVE de Kuheiji|九平次公式ショップ
2024-03-29 03:32
久野九平治本店 黒田庄町福地 2020
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久野九平治本店 黒田庄町福地 2020

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無地
御礼(紅白蝶結水引)
御祝(紅白蝶結水引)
内祝(蝶結び水引)
御中元・御歳暮(蝶結び水引)

オリジナル化粧箱入り

手提げ紙袋が御入用の場合はこちらをカートにお入れください。

ご購入はお一人様2本までとさせていただきます。

「㊈ 久野九平治本店」シリーズは、ワインで言う「村=ヴィラージュ」ごとの日本酒。こちらは、兵庫県黒田庄エリアの中の「福地」地区の山田錦100%で造られる1本。テロワールとヴィンテージを表現するため自社で所有し自社栽培で育てた同一収穫年の米を使用しています。

ー テロワール ー

福地地区は加古川の左岸に位置し、東にある山地が崩壊し堆積・形成された土地。粘土質の地質が特徴で、東側に山があり、西は開けているため夜も温かい気候となります。

栄養を蓄えやすいテロワールのため、生み出される日本酒は、柔らかさやふくよかさが特徴。また、田高に比べ日照量が少なく、高温と水の影響を大きく受けるため、ヴィンテージごとの表情に違いが出やすい土地になっています。

ブルゴーニュで例えるなら、ふくよかで緻密なバランスを備える「シャサーニュ・モンラッシェ」。メロンや白桃の香りに、スモーキーなミネラル感やクリーム、マッシュルームのニュアンスが重なる、華やかでふくよかな香り。口に含むとフレッシュかつ柔らかい酸味が口中を支配し、溶け込んだアルコール感と米の旨みのコンビネーションが麗かな印象を与えます。余韻には滑らかなテクスチャーと共にフルーツの風味を感じる、緻密で味わい深い1本です。

― 2020ヴィンテージ ―

2020年はこれまで10年山田錦栽培に携わり、初体験の年でした。そして、改めて人の無力さ・天候の大事さ、植物の偉大さを感じた年でした。

黒田庄エリアの山田錦は長い梅雨の影響で例年の50%の収穫量となりました。

しかし、その中で育つお米は例年よりも生命力に満ち溢れる良い米でした。

栄養が少ない年ですが、それでも山田錦という品種は他の品種よりも実が充実するお米故に、必ず開くタイミング・味わいのピークが存在します。

こういった年は開くタイミングが早く、味わいのピークが「刹那」なのが特徴です。稲が栄養を残しにくい中でも栄養を残した「必死さ」を感じます。

味わいは旨味のボリュームが出にくい分、苦みや酸味といった弊社の特徴をより感じやすくメリハリのある味わいになりやすいです。特に早いタイミングでは顕著です。グラマラスな年は、ボリューム感のあるお料理に合わせるのに対し、20年は繊細なお料理に合わせたいイメージです。

もう2年経過すれば、旨味のボリュームも増してくるので毎年の山田錦のお酒のようにメインのお料理、赤いお肉などとの相性は良くなります。

早い段階では温度を低めにして、旨味のトーンを抑えることで5味の立体感をお楽しみいただければと思います。(もちろん温度の上昇とともに現れる旨味もお楽しみください)

2020年ならではの5味の立体感。これが2020ヴィンテージのキーワードになります。

 

ー エグゼクティブ・アドバイザー 近藤佑哉氏によるテイスティングコメント ー

外観は透き通ったクリアな印象。

香りはグラスに鼻を近づけると、香りの要素は豊富だが内側に潜った印象を感じます。マンダリンオレンジや白桃、ジョナゴールドにグーズベリーの香りを中心にスイカズラやディル、アネット などのフレッシュハーブの香り、グラスを回すとミネラルの香りが穏やかに感じられます。

味わいは口に含むと細かい泡を感じながらフレッシュでややソフトな酸が横に広がり、中盤からは旨味と心地の良い苦味が豊富に感じられ、それがフィニッシュまで続き、余韻は酸が切るように穏やかに少しずつ風味が消えていきます。

 

 

 

2020年兵庫県黒田庄町福地産 山田錦使用 750ml