Episode 21 その男、三川 大介(山田錦栽培・醸造担当)
引き続き名古屋の蔵を拠点にしながら黒田庄での米造りに携わる醸し人を紹介していきます。
彼は入社15年目、早くから九平治の下で指導を受け「醸し人九平次」を醸してきました。現在では頭(かしら)として蔵人皆を牽引する存在です。
三川 大介(1985年生まれ)
大学卒業から2年後、大学の同期で友人でもある先輩社員の中川宣晴と大学の同窓会で久々に再会し、彼の語る日本酒造りの楽しさ・奥深さに好奇心を抱き、酒造りを体験してみたいと思い立ち、中川の紹介もあって2007年の秋から酒造りに参加しました。
翌年からは瓶詰め・火入れを主に担当させて頂き、酒造りの中でお客様に1番近い距離である最終工程を任されました。この部署は私が任される以前は久野九平治自ら舵を取り「醸し人九平次」を体現されていました。
良い酒を蔵人皆んなで造りあげても火入れのタイミング1つで0点にも100点にもなり得る日本酒の繊細さ・難しさにやりがいを感じながらも、毎日様々な表情を見せる日本酒に翻弄されたり、社長からは毎日叱咤激励を受けながら1人の蔵人として成長させてもらいました。
その後、様々な部署を担当させてもらい、山田錦の栽培にも参加しています。 現在は、冬季は名古屋を主戦場に頭(かしら)として酒造りを、夏季は黒田庄で山田錦の栽培にも携わっています。
私たち蔵人の中には、 外国から「KUHEIJI」を造りたいと、高い志を持って弊社に来てくれた仲間もいます。4月から新しく入った仲間も既に田んぼの土に触れています。私たちは1人1人が毎年ビンテージ毎に違う田のドラマを体験しています。そんな私たちが醸した「醸し人九平次」を通して皆様にその年の田のドラマをお伝え出来れば幸いです。
- 選択結果を選ぶと、ページが全面的に更新されます。
- スペースキーを押してから矢印キーを押して選択します。