オリジナル化粧箱入り
ご希望の場合はオリジナルの手提げ袋を同封致します。
ご購入はお一人様2本までとさせていただきます。
こちらは2021ビンテージになります。※画像のラベルに記載された年号が違う場合がございます。
「㊈ 久野九平治本店」シリーズは、ワインで言う「村=ヴィラージュ」ごとの日本酒。こちらは、兵庫県黒田庄エリアの中の「福地」地区の山田錦100%で造られる1本。テロワールとヴィンテージを表現するため自社で所有し自社栽培で育てた同一収穫年の米を使用しています。
ー テロワール ー
福地地区は加古川の左岸に位置し、東にある山地が崩壊し堆積・形成された土地。粘土質の地質が特徴で、東側に山があり、西は開けているため夜も温かい気候となります。
栄養を蓄えやすいテロワールのため、生み出される日本酒は、柔らかさやふくよかさが特徴。また、田高に比べ日照量が少なく、高温と水の影響を大きく受けるため、ヴィンテージごとの表情に違いが出やすい土地になっています。
ブルゴーニュで例えるなら、ふくよかで緻密なバランスを備える「シャサーニュ・モンラッシェ」。メロンや白桃の香りに、スモーキーなミネラル感やクリーム、マッシュルームのニュアンスが重なる、華やかでふくよかな香り。口に含むとフレッシュかつ柔らかい酸味が口中を支配し、溶け込んだアルコール感と米の旨みのコンビネーションが麗かな印象を与えます。余韻には滑らかなテクスチャーと共にフルーツの風味を感じる、緻密で味わい深い1本です。
― 2021年のドラマ ―
2021年は四季が四季らしく、順調な稲の生育サイクルに沿う天候だった年になりました。
あと一歩、刈り取り前の雨の少なさが悔やまれますが、収穫量と質は、共に5段階中4の高評価です。
近年で言うと2018年に近いヴィンテージで、開花時の気温が低く、米が柔らかいのが特徴になります。
こうして生まれた日本酒は、味わいにボリューム感があり、長期に渡り良いコンディションを保つことが可能で、5年以上の熟成ポテンシャルを持っています。
ー エグゼクティブ・アドバイザー 近藤佑哉氏によるテイスティングコメント ー
外観は、シルバーの輝きのある淡いグリーンイエロー。グラスからは、フレッシュなメイヤーレモンやマンダリンオレンジ、花梨のアロマを中心に新鮮なレモンバーベナやハニーサックル、ユリの花のブーケのような華やかな香りが溢れ出します。
グラスを回すと、瑞々しいミネラル感や穏やかにフレッシュチーズなどのニュアンスが加わる、複雑な印象を与えます。口に含むと、活き活きとした酸味が垂直的に伸び、味わいのストラクチャーを形成しています。心地良いミネラル感を伴った苦味が味わいに凝縮感を与え、余韻には穏やかな旨味と共に、青リンゴや白い花などのフレーヴァーが感じられ、華やかな味わいを上品に仕立てています。
2021年兵庫県黒田庄町福地産 山田錦使用 750ml
- 選択結果を選ぶと、ページが全面的に更新されます。
- スペースキーを押してから矢印キーを押して選択します。