Episode 20 その男、中川 宣晴(山田錦、雄町栽培・醸造担当)
引き続き名古屋の蔵を拠点にしながら黒田庄での米造りに携わる醸し人を紹介していきます。
彼は入社18年目、「醸し人九平次」黎明期を知る最古参の一人であり、九平治はもちろんのこと、早くから現在ブルゴーニュで「DOMAINE KUHEIJI」の栽培・醸造責任者を務める伊藤の薫陶を受けてきた一人でもあります。
中川 宣晴(1985年生まれ)
私が酒造りに興味を持ったきっかけは、家族との食事です。楽しそうに晩酌をしている両親や兄弟の姿を見て、美味しいお酒を造って喜んで貰いたいと思ったのがきっかけになります。
大学で醸造を学び、日本酒を飲み始め、「醸し人九平次」と出会い、縁あって入社しました。 黒田庄での山田錦栽培に加えて、2014年からは岡山県赤磐市の雄町米の栽培にも参加させて頂いています。
2016年にはブルゴーニュに足を運び、初ヴィンテージを仕込む前の伊藤の下で様々な経験をさせて頂きました。
入社してからずっと九平治、杜氏の佐藤のふたりはもちろんですが、伊藤の背中を身近で見てきました。その背中を追いかけて私はここまで来ました。伊藤がフランスで奮闘している今、自分が後輩達に目標とされるような存在であるのか自問自答しながら日々酒と向き合っております。
酒は、人と人とを繋ぐ潤滑油だと思っております。日本酒を通して、たくさんの方と出会い、学ばせて頂きました。 この経験を弊社の若手はもちろんですが、もっと広く若い方達に伝え、ともに日本酒の新たな価値を創造させていきます。
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