八月初旬、普段の生育調査に加えて、細かく土、稲の状態を調査します。
この時、稲は穂を出す準備期間に入っており、栄養分は穂になる実(籾)の数に影響します。そのため、葉の色から間接的に土の状態を予想し、茎のヨウ素反応からでんぷん量を調べることで稲の栄養状態を把握します。そして幼穂(穂の赤ちゃん)の大きさを確認します(写真一番下)。
これらの結果から出穂の時期を予測します。そして出穂から逆算し、稲に必要な栄養分を与えます。
この時期に栄養が足りないとその結果は稲の実に直結します。そのためしっかりと現状を把握し、稲が必要としている栄養分を補填します。