Episode 43 刈取り
いよいよ稲刈りです。最後にぷっくりと膨らんだ粒を目指してギリギリまで田圃の水を落とさずに登熟させると前回お話ししました。
刈取りのタイミングは門柳の中でも地区毎に決めていきます。どれくらい籾が黄色に色付いているかで適期を判断します。90~95%黄金色に色づいたら刈取りとなります。およその目安ですが1日2%ほど黄化が進みます。
刈取りは二人一組で行います。コンバインに一人。コンバインはその大きさ故死角が多くなります。また、山田錦は脱粒性が高く、コンバインの刈取りスピードが早いと刈取りの途中で籾が落ちてしまいます。逆にゆっくりだと今度は脱穀時に稲が詰まってしまい刈取りが出来なくなります。ただ刈り取っているように見えますが適度なスピードを保たなければなりません。もう一人はコンバインの死角になる部分を手刈りしたり落穂を拾い、最終的にはコンバインで脱穀まで行います。
門柳は小さい田圃が多く中にはコンバインの入れない田圃もあります。そうした田圃は皆で手刈りしていきます。
最後まで一つ一つ丁寧に仕事をしていきます。
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