Episode 5 酒器について
日本酒の酒器と言えば少し前までは徳利に猪口が定番でした。
特に冬と言えば日本酒を温めて徳利と猪口で飲むイメージが強いと思います。
しかし、今や大手酒蔵さんのコマーシャルでもワイングラスで日本酒を楽しむシチュエーションが放送されるくらいまで、ワイングラスで日本酒を楽しむことが浸透して来ています。
私たちの酒造りでは五味を大切にしています。
甘味、酸味、辛味、苦味、渋味
五味に由来する複雑味を余すことなく表現出来るのがワイングラスと考えています。
また、香りについても他の酒器と比べるまでもなくボウルの中でより重層的に香りのポテンシャルを最大限引き出してくれます。
そして、ワイングラスといっても様々なタイプ(形)があります。
ボルドータイプ、ブルゴーニュタイプ。
それぞれのワインを一番おいしく飲むことが出来るようにとタイプによって形状や大きさが異なります。
「彼の岸2020」はブルゴーニュグラスで召し上がっていただくことをお勧めしています。
出来れば大きめで厚みが薄いものを。
ブルゴーニュグラスは、繊細で華やかな香りをグラスの中で滞留させ、ゆっくり堪能することができます。
また、より酸のフレッシュ感、エレガントさを感じて頂けます。
「彼の岸2020」を注いだブルゴーニュグラスに鼻を近づけると...
ここから先は是非皆様に実際に感じて頂ければと思います。
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