Episode of KUHEIJI

酒米「山田錦」についてここまでお伝えしてきました。そもそも酒米とは何でしょうか。酒米は酒造米、酒造好適米とも呼ばれ、主に農林水産省が定めた「醸造用玄米」に指定された米や、各都道府県の醸造試験所が栽培奨励品種として指定した米のことを指します。 酒米の前に、稲にも種類があり大まかに説明していきます...

今回は山田錦の特性を栽培期間の違いと言う側面から見ていきたいと思います。 黒田庄では今月（６月）から田植えがスタートしました。皆さんが一般的に田植えと聞いて想像する時期より遅く感じはしないでしょうか？それは山田錦が晩生（おくて）と呼ばれる品種だからです。早生（わせ）、晩生（おくて）と言った言...

今回は山田錦の誕生についてお話していきます。 山田錦は1923年に山田穂と短稈渡船の交配によって兵庫県立農事試験場で生まれました。その後、系統選抜と原種の遺伝的固定を繰り返し、1936年には正式に「山田錦」と名付けられ兵庫県の栽培奨励品種となりました。 よく山田錦の母親は山田穂、父親は短稈渡船...

ここからは私たちが育てている酒米、山田錦について話していきたいと思います。 今、黒田庄では６月初めの田植えに向け、田圃では代掻きの真っ最中です。また、苗代田の苗は青く生え揃って来ており田植えに向けて準備は順調に進んでいます。 「代掻き（しろかき）」、「苗代田（なわしろだ）」と言われてもピンと来...

引き続き名古屋の蔵を拠点にしながら黒田庄での米造りに携わる醸し人を紹介していきます。 彼は入社15年目、早くから九平治の下で指導を受け「醸し人九平次」を醸してきました。現在では頭（かしら）として蔵人皆を牽引する存在です。三川 大介（1985年生まれ） 大学卒業から2年後、大学の同期で友人でもあ...

引き続き名古屋の蔵を拠点にしながら黒田庄での米造りに携わる醸し人を紹介していきます。 彼は入社18年目、「醸し人九平次」黎明期を知る最古参の一人であり、九平治はもちろんのこと、早くから現在ブルゴーニュで「DOMAINE KUHEIJI」の栽培・醸造責任者を務める伊藤の薫陶を受けてきた一人でもあ...

引き続き名古屋の蔵を拠点にしながら黒田庄での米造りに携わる醸し人を紹介していきます。 彼は自らの夢を追うため一度退社しました。そんな彼ですが、今年、一回りも二回りも大きく成長して戻ってきました。  宮地勇弥（1991年生まれ） 私は幼いころから料理が大好きで、手の加え方を変えたらどうなるんだろ...

引き続き名古屋の蔵を拠点にしながら黒田庄での米造りに携わる醸し人を紹介していきます。 彼は若いですが脂ののったベテランになります。その経験値を活かし名古屋の蔵の旗振り役として皆を鼓舞しています。 中村 雄大（1991年生まれ） 私は19歳の春から造り手として働き始め今年で12年目になります。...

引き続き名古屋の蔵を拠点にしながら黒田庄での米造りに携わる醸し人を紹介していきます。 彼は昨年、３年程過ごしたフランスから戻ってきました。彼がブルゴーニュで得た知識、経験によって蔵内には新しい風が吹き込まれ始めています。 亘鍋圭一朗（1989年生まれ） もともと酒屋で働いていた私が酒造りに携わ...

引き続き名古屋の蔵を拠点にしながら黒田庄での米造りに携わる醸し人を紹介していきます。彼は現在、「火入れ」という最終工程を任されています。最後に大きく酒の出来を左右する責任の重い重要なポジションです。そこで彼は日々研鑽を重ねています。野倉　裕太（1994年生まれ） 入社五年目になります野倉 裕太...

ここからは名古屋の蔵を拠点にしながら黒田庄での米造りに携わる醸し人を紹介していきます。 彼は将来を嘱望されている期待の中堅です。後輩からも頼りにされ、目標とされる存在として日々切磋琢磨しています。 田畠頌大（1993年生まれ） 私は入社五年目になります。日本酒に興味を持ったきっかけは、漫画「も...

引き続き、黒田庄において理想の米を求め「彼の岸 2020」に土から携わっている醸し人達を紹介します。 佐藤は入社3年目。まだまだ駆け出しですが、意欲に溢れた若手の一人です。 佐藤　諒（1995年生まれ）特に目的もなくただ漠然と毎日を平和に生きていた学生時代、就活をする気もあまりなく、「まぁこれ...